入社3年目社員のインターン生への検針指導
【中日本アパレルシステムサイエンス】

前回のブログに引き続き、先月の短期間ですが一緒に仕事をしたインターン生へ、入社3年目の社員が検針機について指導した様子をお届けします。

検針作業は衣服の中に危険な異物が混入していないかどうかをチェックするための工程で、アパレル生産において検品や・アイロン工程など、ほぼ全ての工程の最後に行われるものです。

実はアパレルでは、国内・海外を問わず異物混入の問題が、たびたび起こっています。縫製時の折れ針の破片混入やマチ針の付けっぱなしといった事故は、ケガの恐れがあり、商品の返金・回収もさることながらブランドの信用を落としてしまう重大な事案に繋がります。

海外・2013年~ベビー服ロンパース17000点リコール
日本・2012年二次流通中古コート縫い針のつけっぱなし ケガ
日本・2020年スポーツウェア異物混入の可能性 返金回収
日本・2024年制服ジャケットマチ針混入でケガ
海外・2024年ベビーパジャママチ針混入でケガ
メーカーのお知らせ・SNS・yahoo情報などより

▶▶▶ その他の事例資料 

ただ、検針作業は商品の流通に関わる本生産において重視されるため専門学校等では、その重要さがなかなか伝えられていないという意見を耳にします。

今回の仕事を通して、インターン生にも【検針】の重要さをしっかりと伝えることができるように指導を意識してくれたと思います。

検針作業について

検針作業は、各工場・メーカーが最も気を配って、何とか問題の発生を防ぐ工夫が長年されてきました。

  • 検針機の感度チェックと調整
  • 縫製中に針が折れたら、破片を集めて復元
  • 縫製してたパーツを検針機にかける
  • 製品の縦横二回検針  など

広さのある中国の工場では、上の図のように出荷の部屋を個別で分けて、出荷前の全ての商品が検針機を通って次の部屋に送られるようにしている場合もありますが、これでも日本に入荷して再度の検針の際に異物混入が発覚したケースもあるということです。

それくらい世の中に流通するアパレル製品と検針は切っても切り離せない重要なことなのです。インターン生への指導を通して(株)中日本アパレルシステムサイエンスでも、改めて徹底した意識を肝に銘じたいと思います。

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